小学校受験 運動 行動観察 そして「待つ態度」姿勢・けじめ

昨日、特別講習が、学芸大大泉向けの講習でしたが、プリント、工作(個別審査対策)、面接、ダンス、行動観察の他、時間があったので、急遽、運動のレッスンも行いました。

みなさんのお子さんは、運動が得意ですか?

「うちの子は、運動得意です。ケンパも幼稚園でやっている。」と思っている方。
ぜひ、お子さんにケンパをさせてみてください。

軸足がぶれずにいられますか。(ゆっくりのケンパをさせてみると、軸足の強い子、弱い子がわかります。)
パーのとき、両足同じだけ外側に出すことができますか。
よくあるのが、右足を軸にした場合、ケンパのパーのときに、左足だけ外側にだし、右足は1直線上を移動しているだけ、というパターン。
この場合は、両足を均等に開く練習が必要です。
チョークで地面に書いてもいいけど、お勧めは、車が来ないのをきちんと確認して、道路の白線を使うことです。ケンのとき、軸足を白線の上、パーのとき、両足が開き白線に足が乗ったらいけません。

大泉を目指すお子さんは、特に、様々なリズムのケンパーを行いましょう。
(コロナ禍の近年は、出題されていませんが、もともと、ケンパー対策は必須です。)

これから、サーキット運動や指示運動になったときに、見本の動きができることがとても大切です。
その時になって、指示はしっかり記憶できわかっているのに、ケンパーの動きが悪いなどで減点されるなんて、もったいないですよね。

また、運動に自信がないと、前のお友達が間違えてしまったとき、自分が記憶していることが正しいのに、お友達の間違えをマネしてしまう(つられてしまう)ことにつながります。自分に自信をもっているか?堂々と運動が行えるか?
ペーパー以上に、その子らしさが判断されてしまいます。また、これから教室の子も、体操教室の子も、どんどん上手になっていきます。その中で出来ないと、どんどん自信を失ってしまいます。先行逃げ切りではないですが、まだ皆が完璧でないときに、出来るようになり、時にはお手本に選ばれるようになれば、自信もUPし、堂々とした運動を披露できます。

あとは、運動以上に難しいのは、待つときの態度です。
自分の番が終わったからといって、ふざけてしまうのはよくありません。

教室では、夏期講習から、以下のような声掛けを始めます。
もしかしたら、電車で学校に通うかもしれないよね?そのとき、電車で暴れたらどうだろう?お友達に誘われたからって騒いだらどうなる?
お友達がたとえ騒いでも、静かにしていないといけないよね?
運動で待っている時は、小学校の先生が、どの子が我慢強く静かでいられるかな?と見ているんだよ、と意識させています。
まだまだ、難しいですが、騒いでいいとき、いけないときのケジメがつけていけたらいいなと思っています。

まだまだ5,6歳の子ども達は、騒ぎたいに違いありません。
その子たちが、1時間以上座って勉強しているってすごいことですよね。
教室では、休憩時間は思いっきりお話をしたり、
歩き回っていいことにしています。おもちゃも、身体を動かすものから、パズル、ごっこ遊びも揃えています。
みんなそれぞれ休憩時間に発散しています。
そして、その後は、「はい、勉強の時間。」と切り替えています。
ご自宅でも、嫌がる子に「あと1枚だけやろう!」という声かけではなく、
嫌がる前に、そろそろかな?というタイミングで休憩をしてみましょう。
そうすることで、結果的に効率よく学習できたりするもんです。
そして、休憩したら、切り替えてお勉強。

ケジメを付けるにはどうすれよいか?
答えは、騒いだことに叱ることではなく、騒ぐ→ケジメを付けて勉強(や、その他)→騒ぐ・・・などの切り替えの訓練をすることです。
切り替えの訓練ができれば、入試本番のとき、今日は、きちんとやる日、終わったら、公園で遊ぼうね!で、子供は、理解します。
頑張ってきたら楽しみがあることも分かってきます。
(逆に、頑張っても頑張っても、叱られて、もっと頑張れと言われたら常に頑張ることは難しくなり、逃げてしまいますよね。)

ぜひぜひ、プリントだけに偏ることなく(幼児なので、プリントはやるほど効果が可視化しやすく、親も指導しやすいので仕方がないのですが。)運動も頑張りましょう!