左右を確実に。地図上の移動はプリントではなく冒険へ。

今日は、良いお天気ですね。
雨なら車移動でも、晴れていたら、お買い物もお子さまと歩いたり自転車で行くことも多いのではないでしょうか。
また、共働きでゆっくり子供と買い物なんていけない!という方は、保育園の帰りでもいいですし、夜、頑張ってお勉強したら明日のおやつをコンビニに一緒に買いにいく時でも構いません。以下の冒険、ぜひ、楽しんでください。

お子さんは、左右を完璧に理解していますか?時々間違えますか?定期的に確認しないと忘れてしまいますか?
また、左右は分かっても、地図上の移動になるとわからなくなったりしませんか?

小学校受験の難しい問題の1つといえるかもしれません。


幼稚園や習い事、近所のお店など子どもが道順を完璧に知っているところに行く時、
歩きでも自転車でもいいのですが、私は自転車がお勧め(理由は後ほど・・・)
子どもを後ろに乗せて、
「お父(母)さんは、あなたの言うように進みます。道案内をしてください。右に曲がれといったら、右に曲がります。左に曲がれといったら曲がります。」
と事務的?に言います。
さて、出発です。子どもが何も言わない限りひたすらまっすぐ進みます。
「曲がって」だけでは、「右か左言ってくれないとわかりませ~ん。」
といってそのまま進みます。
意地悪なようですが、子どもは、「え~~」とか「キャ~」とか、言いながら、
「ええ!じゃあ、次を右。」「あ、違った。左。」と
あっという間に「体で」左右を覚えてしまいます。
また、これは、「道に迷うこと。」もポイントです。
だから、お子さんがうまく間違えてくれたり、道が1つあるのに、見落として早めに右に(左に)曲がるよう指示されたら、さっさと曲がってしまい、
「ああ、ここじゃないのに・・・」となれば、「さあ、元の道に戻れるように
案内してください。」と言います。
これは、かなり思考力が鍛えられます。
かなり間違えるお子さんには、歩きより自転車のほうが、親も寛容になれます。
また、自転車の方が、指示がなければピューっと進んでしまえるし、左右間違えたら、さっさと曲がってしまえます。
だんだん上手になっていくと「次の信号を右に曲がってください。」とか、「2つ目の交差点を右に曲がってください。」と具体的に言えるようになります。

年中さんは、まだプリント上での地図上の移動は難しいかもしれません。だから、その準備として、このように、親子で遊んでみてください。年長さんは、自宅周りの地図を簡単にかいて、指示通りに曲がるなどもお勧めです。

あと、似たようなことで、もし、家の前の道路などでチョークで落書きができたら・・・。
地面にあみだくじを書いちゃいましょう。これも、体で覚える第2弾です。
一昔前のように(笑)「あみだくじ~♪あみだくじ~♪」といいながら線の上を歩けばあみだくじは完璧に。そして、その際、「右」「左」と曲がるときに言わせればこれも地図上の移動や左右の定着につながります。
ちなみに、あみだくじのゴールに、ボール、なわとび、缶ぽっくり、お手玉、フラフープなど遊べるものを置いておいて、ゴールにあったもので、縄跳び10回とか、ボールを投げてキャッチとか、缶ぽっくりで電信柱までいく、とかルールを決めると面白いですよ。

あみだくじは、歩くのではなく、スキップにしたり、ハイレベルバージョンとしては、縦線のときは右ケンケン、横線の時は左ケンケンなど指示を変えたり、ここはスキップゾーンなどとすると、受験運動の指示運動分野に役立ちます。

年中さんは、自宅で行うのは教室の復習と宿題だけ。年長さんは、それプラス志望校によってはかなり頑張らなくてはいけませんが、全てをプリント上で行うのではなく、どうやって楽しんで力を付けるかは、大人の力量だと思います。
プリントだけで詰め込もうとせず、楽しんで、色々な体験をし、視野を広げ、思考力を鍛えましょう。