2月からスタートする大泉専門クラスが、例年、人気で練馬LTFのメインの講習になっていました。
会員にならず、通年、大泉専門クラスだけ通う一般生、他教室とかけもちで通う子もいました。
大泉専門クラスは、プリントはやらず、巧緻性(または、生活課題)を行い、取り組む姿勢、思考力、丁寧さなどを評価していました。
指示工作は、やり方(手順)を指示し、順番通りに行うのですが、この講習では、完成品を見せたり、やるべきことは言いますが、手順などは言わずに、自分で考えさせ、取り組み、という「考える」ことをテーマにした講習です。「大泉の○○をしてください。」の対策です。
何かを折る、結んでいれる、などの最低限の指示のみですが、どのように折る、どのように結ぶ、などを考えた子が合格していました。また、生活習慣から、畳む、拭く、並べるなどもありました。
これも、「どのように」の指示はなく、考えなくてはいけませんでした。
そして、その工作や生活課題について、意見を求められる。
これは、2024秋も、工作ではないですが、変わらない傾向でした。
工作や課題をしながら質問される、終了後に質問される…これは、普通の面接より大分難しいですが、語彙力、表現力は確実に上がります。
例えば、工作はどうでしたか?
に、「難しかったです。」「楽しかったです。」は、ダメと指導します。
どうすれば良かったのか?どこが良かったのか?今度はどうしたいのか?
発言を求めていきます。
何年も、この指導をして、目に見えて、子供達が自分で考え、自分の言葉で発言するようになる変化を見てきました。
私は、小学校受験に害があるとすれば、やりようによっては、子供が言われたことしか出来ないロボットになってしまう、指示待ち人間になることだと思っています。模試では、良い成績を取れます。
でも、試験で、「受け身」であれば、マイナスはないですから、合格が出来る学校もあるとは思いますが、高倍率の学校(もちろん、大泉含む)は厳しいのです。失敗しなければ受かる学校もあるかもしれませんが、大多数が残念な結果になる人気校は、そつなくこなしても無理です。
自ら考え、自ら動ける子は目立ちます。発想力豊かな子は、自分で考えられる子で学校側は魅力に感じます。
何年も、大泉専門クラスを行いながら、これは大泉志望の子だけに必要な講習だろうか?と考えていました。場所柄、「大泉専門」をやっていますが、それで良いのかな、と。
そして、コロナ禍で、大泉は運動がなくなり、工作や生活課題がなくなりました。
コロナ明けても、完全には戻っていません。
そこで、この講習を「大泉専門」と限定しないことにしました。
大泉専門クラスがなくなるわけではないので、例年のカリキュラムをベースに行います。
大泉は、出題方法は変わっても見ているところは変わっていないように思います。近年の傾向として、絵画+発言力もトレーニング開始します。
大泉の合格を目標というより、この「考える」ことを徹底に行うことで、結果大泉はもちろん、私立ノンペーパー校や私立難関校で巧緻性や生活課題がある学校をも合格する指導をしたいと今年度から新たにスタートすることにしました。
近年、毎年出題の絵画は、絵画特訓で行いますので、この講習は「絵を上手に描く」ことを目標にしているのではなく、描いた絵を材料にし、発展させていく授業になります。
が、絵が描きたくない、描けない…では、先に進めません。
お絵描きを毎日日課にし、楽しく参加できたら良いなと思っています。
2月の講習は、FBをご覧ください。
HPへは、体操の先生と日程調整ができ次第、
体操レッスンを追記の上、UP予定です。