小学校受験。家庭内の温度差。向き合い方。

前回の続きです。また、今、相談を受けている方も複数名いるのですが、過去の事例などで書いているので、我が家のこと???と気にしないでくださいね。

さて・・・
以前は、教育熱心なお母さんに、お父さんが「おい、やりすぎだぞ」という世の中でした。
でも、今は、その逆も同じくらいあります。
そのため、限定せず、パートナーという書き方をしますので、自由に変換して読んでくださいね。
①お父さんもお母さんも熱心
一番、理想です。すばらしい。そして、このパターンが一番、合格率が高い
ただ、気を付けなくてはいけないのが、「情報共有」。窓口が2つだと、漏れも多いのです。教室への提出物とかなら、どうにでもなります。願書の提出、国立の抽選の申し込み書類、願書はもらっていて安心していたら振り込み期限が過ぎていた・・・など、お互いが分かっていると思っていた!というのが、このパターンのご両親に多いです。あとは、子供へ違う教え方をしていて、子供が混乱するパターン。できたら、プリント担当、工作担当、運動担当、面接担当で分ける。プリントは、更に、分野別に、図形担当、数担当・・・と分けても良いかもしれません。
そして、後は、細かいことですが、頑張ったときのご褒美のルール、叱るときの基準をしっかり共有するべきです。子供が親の対応の違いを察知し顔色を見るようにしないことが大切です。

②一人が熱心、一人は無関心「小学校受験?やりなければやれば?」パターン
口出しもされないから、やりやすいことはやりやすい!が、調子の良いときは良いのですが、やはり、子供と学習を前にスランプに陥ったときに、辛くなってしまいます。
でも、小学校受験をやりたい!と言い始めた方が、パートナーが無関心であることをわかった上で始めているのですから、仕方ない部分もあります。
スタート前に、しっかり話し合い、同じ方向を向いてほしかったのですが、今更、文句を言っても仕方ありません。協力的な他のご家庭と比べても仕方ありません。
「反対されないだけ良いか・・・」と気にしないようにしつつ、親子で楽しく頑張って、その姿を見てパートナーが変わってくれたらいいな、くらいに思っていましょう。
「少しは協力してよ!」というより効果的ですし、相手に変わって欲しい!と思うより、気が楽です。親子で苦しみながら学習をしていたら、クワバラクワバラ・・・と見て見ぬふりをするかもしれませんが、親子で楽しそうにしていたら、自然に仲間に入りたくなるかもしれません。

でも、小学校受験に無関心な方!子供の教育には無関心だとしても、パートナーと子供に無関心では、ダメです。100歩譲って「子供の教育は任せるね。」を受けいれるとしても、それなら、子供との遊び、しつけなどは、「任せろよ。」と言うべきです。休みの日、公園に連れていき、しっかり身体を動かしたり、一緒に料理をしたり、家事を親子でしたり・・・少しの時間があれば、読み聞かせをしたり・・・。
子供がたくさんのことを吸収している今、そのことに関われないのは損としか言いようがないのですが、事情もあるでしょうから、できることを少し!で良いのです。
一番いけないのが、無関心だったのに、いつの間にか、ダメ出しだけするパターンです。(前回のブログで書いたので、省略します。)

色々書きましたが、たくさんのご家庭を見てきて、それぞれに良いところがあって、正解はないと思っています。熱心な旦那様に感謝してニコニコのお母さまも素敵だし、時には夢中になりすぎるお母さんを上手にフォローして見守っているお父様も素敵だし、一人で奮闘しているお父様もお母様もえらい、全て妻に任せているけど送り迎えくらいはします!というお父様も出来る範囲で出来ることを見つけて、頑張っています。

理想は色々あるとは思いますが、今一度、家庭内での役割、お互いどこまで出来るか?どこまで相手にしてほしいのか?を話し合ってみるといいですね。

ちなみに、我が家は②のパターンだったので、①の方がとっても羨ましかったなあ~と当時を懐かしく思います。