雨の日こそ、絵画と粘土で、巧緻性対策

(以前の別サイトの記事を加筆・修正しています。)

雨の日が続きますね。
中々外遊びが出来ず、家にいることも多くなっていませんか?
どうしてもTVを見せてしまったり、時にはゲームをさせてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、やはり、「お受験」を少し意識しましょう。
パズル、折り紙はもちろん・・・今回は、粘土とお絵かきを紹介します。

粘土やお絵かきは、志望校が決まっていないと「出題されないかもしれないし。」という気持ちにもなります。
しかし、「出題されないかもしれない。」けど、傾向が変わり「出題されるかもしれない。」のです。

特にコロナ禍の中での受験で、行動観察が減り、絵画が新たに出題される学校も増えました。
夏以降は、学校別の対策になりますから、今のうちに出ないかもしれないけど・・・ということを少し時間のある今、学習しておくこともお勧めです。

今回は、出題されないかもしれない粘土と絵画だけど、それを使って「お話の記憶」の力をつけるから努力が無駄にならない方法を紹介します。
「お話の記憶」の力をつけるには、大人のように、登場人物(動物?)をただただ記憶しようとするのではなく、子どもは、情景として思い浮かべなくてはいけません。
お話の記憶が苦手なお子さんは、必死に覚えようとしますし、ご両親も問題集などで必死に取り組みます。しかし、中々覚えられない。そして、苦手意識がつけばつくほど、自信がなくなり、お話の記憶だ、苦手だな、嫌だなと聞いているので、点数につながりません。
そうなる前に、十分情景を浮かべる練習が必要なんです。
「小さなころから、読み聞かせをしているのに・・・」というご両親もいます。
しかし、常に絵本で絵を見てお話を聞いているのでは、この情景を「自分で」思い浮かべる力はつきません。
例え絵本であっても、まずは、絵を見せずに本を読んであげてください。
そして、一番気になったところや好きなシーンを絵に描く。絵が下手でも構いません。ウシがウシに見えなくても本人がウシと思っていれば直す必要はありません。(絵画の学校を受験予定なら、また話は別です。)
まずは、動物園に行く話など、簡単に描きやすいものを選んでお話を読んであげてください。
また、粘土も同じです。登場人物(動物)などを粘土で作り表現させます。

後で絵を描く、粘土で作る、と思うと自然に一生懸命お話を聞くようになります。

時間のある時に、脳と手をしっかり動かし、そして、想像力をつけていってください。
これを十分行っているお子さんは、ペーパー上でお話の記憶を行っても、高得点が取れます。お話の記憶で間違えてしまうお子さんの気持ちがわからないくらい、簡単に解いてしまいます。

お話の記憶が出題されない学校はほとんどないと思います。
お話の記憶が得意になれば、その分時間を他の学習にまわすことができて効率的です。(お話の記憶が得意な子は、授業以外でお話の記憶をする必要はありませんよね。お話の記憶は他のペーパーをやるより時間がかかりますし。)

ぜひぜひ、雨で外に出れない時、粘土とお絵かきをしてみてくださいね。