学芸大附属小の受検が終わりました。

学芸の試験が終わり発表もあり、結果は色々でしょうが、やっと解放された方も多いのではないでしょうか。昨年に引き続き、お子様がコロナやインフルエンザに感染しないよう、濃厚接触者にならないよう、かなり気をつかったのではないでしょうか。
お子さんが無事に試験を頑張ってきたことをたくさん褒めてほしいと思います。

今年の学芸の試験ですが、まず、竹早は従来通りかなという印象です。
カードを使ったお話づくりも竹早講習で行っていました。
(練馬LTFの竹早講習は2名定員ですが、そのお話づくりの回に参加した子の一人が見事合格をしました。)
子供がお話を作る、保護者はお子さんの話を否定することなく、アドバイスに留める、という基本をしっかり守ってきたので手ごたえがあったとのことです。
小金井は、工作が少し簡単になったかなと思いますが、国立でサイコロの展開図を出すのか・・・とこれは、私立受験者優位に働いたかな?と思いつつ、声の大きさ(やまびこなど?)は、私立の対策をしていても、目にする問題ではないので、普段の生活を大切にしていないと出来ない問題かなあとも思いました。運動テスト(ケンパーなど)は相変わらず省略されているようですが、幅跳びだけは絶対に省略しないところに、昔から言われている小金井は幅跳び!というのは本当なんだなあと思います。
(小金井の1年生のスポーツテストの幅跳びは全国平均を遥かに上回っています。)

大泉ですが、まず、運動と工作がなかったこと、大変残念に思うとともに、対策を頑張ってきた子供たち、ご両親に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
コロナ禍になり、運動も工作もなくなった一昨年、昨年は工作が簡単ですが少し復活しました。そのため、今年は工作が完全復活と予想し(希望も含め)、従来通りの対策をさせていただきました。
運動は、どうかな・・・あれば良いな、という考えでした。
来年度の対策がまた春から学校別で開始しますが、もう運動対策や工作対策を省略し、面接・行動観察対策にシフトした方が良いのか・・・と考えているところです。
うちの教室の子は、毎週毎週、工作の宿題を行っているので、工作が得意になって卒業していきます。だからこそ、工作がなくなってしまっていることが残念です。
でも、幼児期に指先を鍛えたこと、一生懸命考えて工作を行うことは、脳をしっかり刺激し、とても大切なことです。私は、プリントを行うよりも大切なことと思っているくらいです。また、工作後に聞かれていた工作について質問を特訓していることが、大泉の面接対策になったのではないか?と考えています。頑張ったことは無駄ではないと信じています。運動脳力も行動観察の中で少しは見ていたような気がします。運動の練習で体育座りで見る、良い姿勢!ということを練習してきたからこそ、行動観察で体育座りがしっかり出来た子もいるのではないでしょうか。
大泉のプリントも、今年は、朝顔の水やりが分かれ道だったかなあと思います。
もちろん、数問間違えていても合格しているお子さんはいるのですが・・・。
練馬LTFでは、たくさんの体験学習の宿題を夏休みに出します。その中で朝顔を育てたり、虫の観察したりします。プリントだけではない大泉、といいつつ、プリントでも体験をしているか?を問われる問題が多くなっていますね。
また、工作がなくなった分、行動観察が増えたり、面接の問題がしつこくなりましたね。「一緒に探してあげます」という皆が言いそうな答えを言っても、「それでも見つからなかったら?」と突っ込まれています。それにどうこたえていくか?それも一人数問ずつしつこく聞かれる問題があり、昨年度の「お母さんは何て言う?」という変化球の質問と同じく、私立受験で対策している子でも「教科書通り」の回答では、中々厳しかったようです。これからは、ここが大泉対策の要になると考え、これからは、工作・運動を少し減らし(完全になくす勇気はありません。いつか復活するかもしれません。)面接対策を徹底して行おうかな、と思っています。

講習参加者には、前日までに当日の流れや持ち物のアドバイスを送ったのですが、やはり、例年と違った部分もあり・・・
1日目の体育館は親は退室(これはコロナ禍はずっと)、面接中は、コロナ禍から始まった待っている時間のお絵描きや間違い探しがなくなったり、二日目の待ち時間に6年生の紙芝居やクイズが復活したから折り紙などは必要なくなったり・・・。(コロナ前に戻った部分ですね。)
交通手段の挙手が6年生も行ったらしく、ここは採点対称ではないと思います。
(教室で、再度、挙手があったとも聞いています。)
体育館での態度をチェックすることも今年はなかったようですね。

たくさんの体験談が集まってきていますが、それは、来年の講習参加者の方へとっておき、公開はせず、指導に活かそうと思っています。協力いただいた方、ありがとうございました。

今年の学芸はどんな様子でしたか?とか、合格の人数などのお問い合わせが増えてきているので、記載させていただきました。

現時点での合格速報

学芸大泉 合格者16名(直前講習参加者含む。直前講習のみの生徒を含まない人数は、4名/10名受験、補欠合格6名) 連絡が取れていない方もいるので、増える可能性はあります。
学芸竹早 1名/3名(直前講習のみのお子さんは含まず。満席で、直前講習のみのお子さんの受け入れができませんでした。)
学芸小金井・立川国際 今年は、両校ともに受験者が大変少なく、特定されてしまうので、公表を控えます。お茶の水・筑波の結果が出たら、再度、更新させていただきます。