卒業生の合格体験第2弾です。
今回は、優等生女子の体験談です。
今でも覚えている体験入会の日。
その日は、他にも数名、体験をしている子がいたのですが、一番つまらなそうでした(笑)
でも、それは、彼女を知るにつれて、ああ、あれば緊張しすぎていたんだな、とわかりました。
入会後、特に問題ないけど、しゃべらない。にこりともしない。でも、ぼーっとしているわけでも、できないわけでもなく、指示行動(クーピーしまって、のりとはさみを出しましょう。など。)良く出来て問題ない。プリントもよくできます。工作もできるし、運動も・・・なんでもできます。面接も聞かれたことには答えます。
でも、どうにか笑顔を引き出したい。お母様と話しても、家ではうるさいんですよ、とのこと。
そんななか、少しずつ変わってきたのは、年長になり、授業の他、講習に参加するようになり、少人数の講習があったり、また、2月からは個別指導で私とマンツーマンや2対1で勉強するようになってからでしょうか。お母様が、私と色々話をするようになり、「家ではもう反抗期で~」に対し、ギロっとお母様をにらみつける。私が「きゃあ怖い!」と突っ込むと「えへへ」と笑う。そんなことを繰り返し、楽しく少人数なら自分を出していました。
夏休みになると全ての講習を受講しました。そこには、いつもの土曜クラス以外の子もいて、賢い彼女は、いつも先に問題が終わるので、その子たちに頼られて、○○ちゃん、教えて~とか、休み時間もその子たちの面倒を見る、折り紙を教えてあげる、なんでも出来るお姉さんでした。(同学年ですが。。。)
そんな様子を見つつも、私は、彼女も甘えられる環境を作ってあげたい。家でも小さい下の子もいるしっかりしたお姉さんで、園や教室でも頼られるほうです。
だから、合宿の生活班を、例年、小学生と幼児は別なんですが、彼女一人だけ小学生女子グループに入れたんです。もし、年長班にいれたら、みんなのお世話をしてしまう、きっと、彼女自身、本当は保護者から離れて不安な合宿なのに・・・。そして、小学生女子班担当スタッフに、彼女だけ年長さんだから、たっぷり甘えさせて欲しい、と伝えました。
年長さんの班にいたら、甘え上手な子がスタッフに甘えたり、手がかかる子のお世話でしっかりしている彼女は甘えられない。それが、小学生班に入ったことで、スタッフに甘え、担当スタッフの膝にのり甘え・・・同じ班の小学生にかわいがってもらい・・・いつもと逆の体験ができました。その姿は、ニコニコ最高の笑顔で私の思惑どおりでした。
さあ、これで、彼女が楽しく学べ、受験まで乗り切るベースが出来たかな、と思ったのですが、もう一つ課題がありました。
それは、上記と重なる部分もあるのですが、「緊張」です。私の前や教室のお友達の中で自分を出せるようになりましたが、プリントの際、時間を計るよ!とか、満点を競わせると急にミスが増えます。それでも、トップ争いにはいるのですが・・・。
合宿は、クラス分けをします。選抜クラスは、難しい問題も行いプリント枚数が違います。普段、土曜の選抜クラスに入れるのが、8名~10名ですが、合宿の選抜クラスは、4,5名です。更に、大手塾に通っている一般生が参加してきます。中々の狭き門です。当然、彼女は、選抜クラスと思っていたのですが、これが、クラス分けボーダーラインだったんです。後日、お母様の話では、合宿に行く前から、ご両親と離れることよりもクラス分けテストに緊張していた、とのこと。
しっかりしている子は、ぃろいろ理解してしまいます。
クラス分けさえわかっていない子もたくさんいる中、このテストが行われる意味、そこに入るのが当然とされている自分・・・そこから、失敗したらどうしよう、と思ってしまいます。テストでは、ギリギリでトップクラスでも、スタートすれば、花丸ばかりで、授業ではやはりトップです。スピードも早い。
この緊張をどうにかしないといけないなあ、と思いました。
話は変わりますが、前年度も、しっかり女子が、試験前、緊張しすぎて不安定になりました。模試では良い成績だったのに、本番で、駅から歩く受験服の親子団体(確かに異様かも)を見て、みんなが自分より賢く見えてしまい(本人談)、緊張してしまい、うまくいかなかった、そしてそれを自分で理解し、そのまま都内崩れそうでした。
そこで、時間を作り、シルバニアファミリーをたくさん並べ、はい、この中で合格する子はだれ?と聞きつつ、大量のクマだのリスだのウサギだの・・・をわしづかみにし、はい、これだけ全部合格~と7割くらい合格に。すると、「え、こんなに合格するの? 」と。1番や満点でないとダメ、と思っていたようです。それで、「え?1年生が1名とかある?」と言うと「確かに~」と大笑い。この子たちみんな満点だと思う?少しくらい間違えても、この中に入ればいいんだよ!きっと、この子は、満点じゃなかった、この子は、運動で転んじゃった、この子は・・・とやりつつ、でも合格!と。そっかーこんなに合格するのか~(安心)となりつつ、賢いので、理解した後、ふと、「じゃあ、この少しの合格じゃない子は何をしたの?」というので、私も困り、これは、笑いにしよう!と「ポケットに入れていた内緒のお菓子をバリバリ食べたのよ。お腹すいちゃって。」
「え~~~ぎゃはは、ありえない~」「この子は、お友達と取っ組み合いをしてね・・・」「あーそれはダメだ!」とか、「この子は、変顔したの。」とか、ここに書けない色々を言って大笑い。そうやって実際に人形を使って、理解させました。ビリでもこっちグループに入れば良い。あなたほど勉強をしてきて、ここのビリにもなれないなんてある?と。(この会話を理解できる子でした。)そんなわけない!大丈夫!としっかりした顔つきになりました。頼もしい顔でした。
まあ、前日になって、また緊張し、夜10時くらいに保護者からSOS。寝ません!と。
そこで、電話で、「私に全部緊張を投げて!うわ!どきどきしてきた!」とか、「家中の人形を集めて!並べて!その子たちに緊張を持ってもらって~」など色々しました。
私と話し、ゲラゲラ笑い、なんとか、試験に行き、複数合格。今は、元気に小学校に通っています。
さて、このように緊張する子は毎年います。
ただ、この前年度の子と違うのは、あまり、本人が自分が緊張していることを言語化していませんでした。逆に、緊張しなくて良いんだよ、などと言ってはダメだと思いました。
本人が緊張していることを自覚したらもっと大変かな、と。だから、私が考えたやれることは、やりこむこと!でした。緊張で100の力を出せなくても、8割の力でも合格できるようにしてあげれば良い。この頃には、行動観察でも上手に話せるようになっていました。そのため、本当に、プリントをやりこみました。結果、埼玉校合格。ただ、開示された成績を見るともっと取れても良いはず。やはり、緊張で8割の力だったかもしれません。それでも、合格したんだから良いんです。8割の力でも合格できる程の力をつけたんです。
この合格で、本人も安定しました。都内私立もしっかり合格。1年前にお母様の心が折れたのか、ある小学校をもう単願にします!と言いつつ、話をしてみると本当に行きたかったのは、この学校。彼女の学力とお母様の熱意なら絶対大丈夫と思っていたんです。だから、絶対合格させる!大丈夫!と話をしました。でも、彼女の緊張タイプがわかった後は、ちょっと心配していて、だから、合格の知らせは、本当にホッとしました。
単願を悪いといいませんが、小学校受験、「行けるところ」を目指すのではなく、「行きたいところ」を目指すべきだと思います。 行きたいところを目指して努力したからこそ、素敵な学校に通うことができます。
小学校準備クラスにも参加していましたが、本当に良く出来る!将来が楽しみです。
それまで、次は、実力100を発揮できるよう色々な経験をして欲しいと思います。
きっと小学校ではまた素敵な優等生をするはずだから、わがまま言いたくなったら遊びにきて欲しいな、と思います。わがままが言えて甘えられる場所にして待っています。
と書いた後、
お母様に、ブログUP前に、削除したいところ、追加はありますか?と聞いたところ。素敵なメッセージをいただきましたので、そのまま載せます。
(LINEだったので、絵文字が文字化けしているので、それだけ削除。)
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先生、こんなに素敵な合格体験談をを、作ってくださっていたなんて!!拝読して本当に感動しました(涙)ありがとうございます!!
年少からの娘の姿、そして先生と歩んだ日々が思い出され、胸が熱くなる思いです(涙)
削除はございません!笑
娘の考査を受けていく上での変化も入れたいなと思いましたので、下記の文章書きました。
先生の文章の後とかでも、載せてもらえたら幸いです。(そのままでも、切り取っていただいても先生にお任せいたします)
↓
LTFに通うまで、親である私は、娘の、家や友達の前でのお転婆でお調子者な姿しか知らず、集団の中で緊張しやすい内弁慶な一面に気づいてあげられていませんでした。
先生が一人一人の性格を深く見抜き、導いてくださったおかげで、今の娘があるのだと改めて感謝しております。
合宿の小学生のお姉さんたちとの班の提案をいただいた時は、同年代とじゃなくて良いのかな?と驚きましたが、リアルタイムで送られてくる写真での娘の満面の笑みを見て、先生の判断の素晴らしさを確信しました。
迎えの時に「まだ帰りたくない」と泣き、今でも「また行きたい」とせがむほど、合宿は娘にとって宝物のような経験になりました。
本番では、埼玉校や都内の併願校で緊張に飲まれ、途中無言になってしまうなど、最後まで課題もありましたが、本人も変わらないといけないと葛藤していたようです。
第一志望の考査で、誰よりも早く真っ先に手を挙げ、大きな声で回答したという話を本人から聞いた時は、あんなに緊張しやすかった娘が?と、驚くと同時に胸が熱くなりました。
娘の良いところも悪いところもすべて受け入れ、時には厳しく、時には温かく甘えさせてくださった先生には、感謝してもしきれません。
親子で小学校受験という大きな壁に挑んだ日々は、かけがえのない大切な思い出になりました。
小学校に行っても、LTFで先生とお友達と切磋琢磨したことを糧に、勉強はもちろん、新しい活動にも一生懸命取り組んでいけるよう、粘り強く親子で向き合っていきたいと思います。
また制服を着て先生に、会いに行かせてください!!
本当にありがとうございました。
と、返信をいただきました。
返信いただいてから、今までのやりとりなどを振り返り・・・
上記を書いていたときは、娘さんのことを思い出しながら書いていたのですが、お母様とのやりとりで、お母様とのことも思い出しました。
そういえば、宿題や家庭学習をやる!やらない!でよくお母様と戦っていました。なぜやらなくてはいけないのか?宿題がぐちゃぐちゃのことも。
そんな時は、お母様も上手に私にSOSしてくれて、その度に、私とお嬢様と約束ごと、どれくらいやるか、など決めていました。「まゆみ先生から言ってください~」とSOSだしてくれたので、すごく指導しやすかったです。自宅での親子バトルをお母様からもお嬢様からも聞いて、包み隠さず一緒に育てている感覚でした。
お母様の素晴らしいことはたくさんありますが、私にしっかり頼ってくれて、悩みや希望があればしっかり言ってくれて、コミュニケーションがとてもスムーズにできたことです。それは、わたしにとって、単なる小学校受験の指導ではなく、子育てに参加している感じでした。(夏なんて、ほぼ毎日一緒にいました。)
長くなりすぎたので、このあたりで・・・。おしまい。

