もうすぐ東京学芸大学附属大泉小学校の抽選ですね。

1週間後は、いよいよ、学芸大学附属大泉小学校の抽選ですね。ドキドキしている方も多いのではないでしょうか。通過を願い準備してきた方も多いのではないでしょうか。

体験授業に来ていただいた方で、国立専願の方に必ず言うことがあります。
それは、抽選があること。スタートラインに立てないかもしれないこと。
それでも、頑張りますか?と・・・。
でも、大泉小に限らず、国立小に限らず、就学1年前から1年間親子で準備していくことの価値は計り知れません。
季節を親子で覚えるために行事を体験したり、お米や朝顔などを育てたり・・・
腕の力を付けるために鉄棒や雲梯を頑張ったり、親子でマラソンをしたり・・・
自家用車や交通機関を控えて歩く機会を増やして体つくりをしたり・・・
ケンパやスキップを頑張ったり。ボタン付きの服やパジャマ、紐靴に変えたり・・・
それ以外にも、練馬LTFでは、運筆を大切にしています。しっかり鉛筆をもち、きちんとした線や形を描くことは基本だからです。年中~年長の前半はノートでしつこく線や形を書く宿題を出します。それが終わったら、丁寧に塗るという作業を行います。
朝学習をするように勧める場合もあります。

そのような全てがお子様と家族の財産です。
もちろん、小学校受験をしなくても行えばよいことなのですが、私も子育てをしましたが、
それが良いことと分かってはいても、中々、取り組めません。
受験があるから・・・と夫婦で向き合い、子どもと向き合い頑張ることも出来るのではないでしょうか。

抽選が近くなると何とも言えない精神状況になると思いますが、頑張ってきたことを試したい、この学校に入学するチャンスが欲しい、でも、無駄なことは一つも無かった・・・そんなことを考えながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

また、中には、通過したら準備を始める方もいるかもしれません。
それも理解できます。前述のように抽選があるのに、1年間も時間とお金を費やすのは・・・という考えもあるでしょう。
ただ、一番、わたしとして良くないな、と思うのが、全く準備をせず、受かればラッキーと子どもに受検させる方です。まあ、合格はありえません。こどもが可愛そうです。なんだか良く分からず、考査に連れていかれ、独特な雰囲気の中、試される、そして、不合格という結果。親は、ああやっぱりね、準備していなかったし・・・で済みますが、結果、何を学ぶのでしょうか。
教室に通う、通わないはどちらでも構いません(私は経営側ですから、通う方が良いと言いたいのですが・・・)
受検を決めたなら、それに向けて親子・家族で頑張る、1か月であっても頑張る、方法は構いません、必死に頑張るのです。そうすれば、合否に関係なく、そこに学びや気づきは必ずあると思うんです。
抽選が通過してから頑張って合格したお子さんも何人も見てきています。(もちろん、1年間準備してきたお子さんと比べたら比率では少ないです。)そういうご家庭は、準備してきたお子さんを追いかける立場ですから、それはもう親子で凄い勢いです。
短期集中ですね。それに耐え、付いていくお子さんだからこそ、国立小から合格をもらえるのでしょう。お子さんに負担なく楽しみながら長期でしっかり準備するか、お子様の負担を短期に集中させ乗り切ってしまうかの違いです。
上位の私立小は、短期集中ではまず無理でしょう。でも、国立ならありえてしまうんですよね。
練馬LTFでは、直前講習で、これらのお子さんがミックスされます。
準備をしていなかったお子さんは少人数指導からスタートします。宿題も出し、徹底的に指導します。力が少しついてきた途中から、準備をしてきた会員さんや、他の教室で私立向けの準備をしてきたお子さんが合流します。
どちらにも、大きなメリットがあります。
国立小は、色々なお子さんが受験をします。準備をしてきた「良い子」ばかりが受験する私立小と違います。
準備をしてきたお子さんたちが、様々なお子さんがいる中で講習を受けることが大きなメリットとなります。

最近も、大泉講習の行動観察の授業で、色々ありました。静かでみんな「良い子」で盛り上がらない回もあります。逆に、ここは、動物園ですか?と、とんでもない回もあるのです。それは、メンバーによって、幼児ですから、全然雰囲気が違うのです。講師やスタッフもその時々の対応が求められるんです。
では、お子様が、この動物園の方の授業に当ってしまったら「はずれ」でしょうか。
私は、 「当たり」だと思っているんです。
静かで良い子ばかりのグループより、とんでもないグループの方が子供たちが学ぶことが多いのです。実際の試験もとんでもないグループ多発ですよ。
「自分は何をするべきか。」「他の子がふざけたらどうするべきか。」「お友達と一緒にふざけてしまった。親子でどう話し合えば良いか。」
また、おとなしくて、行動観察が苦手なお子さんにとっては、うるさい回に影響を受け、話せるようになる子も多いのです。

練馬LTFの直前講習では、このような行動観察の徹底指導に加え、今年から「会話」を大切にする授業をスタートしています。面接の徹底指導はもちろん、どういう答えが良いのか、お子さんの気持ちを大切に、その気持ちをどう言葉に表現すれば良いのか・・・子供たちに話合わせます。幼児でも意見が飛び交います。それが、とっても大切な学芸大大泉の対策になると思います。大泉小は、「会話」ができる子を重視していると年々感じております。大泉小の生徒さんと接しても、弁の立つお子さんが多いです。
ちなみにタイムリーな例の記者さんも大泉小出身ですね。長くなったので、次回、会話のトレーニングについて書きたいと思います。(願書の添削に追われていたのですが、直前講習で忙しくなる前に、ブログの更新を頑張りたいと思います。)