学芸大学附属大泉小学校

今年初めて、単独で模試を主催しました。

ここ数年、ずっとやりたかったのですが、いつかやりたい…と先延ばしでした。

生徒さんが、〇〇模試、国立向け模試、学芸向け模試…と色々参加し、結果を見せてもらうと、国立と言っても色々ある、学芸だって色々…なのに、まとめられてる…。それで出す合格判定…意味ないなあと思うのです。慣れるために模試を受けるのは必要ですから否定しません。ただ、判定は意味ないよ、一喜一憂しなうこと。

大泉のことならわかる、特化した模試をやりたい、

と思いました。

奇問難問ではなく、大泉が求めている子ができなくてはいけない問題はなんだろう、受検前に知っておいて欲しいことは何だろうと1年、日常の中で、問題のネタを探しては、メモしていました。ネタ集めですね。

以下、受験した方へのメッセージです。

もちろん、今回の模試の問題が出題されるわけではありません。

本番は、こんなに問題数はありません。

過去問より難しかったでしょうか?

過去問は、生徒からの聞き取りで作成されています。学校からは、公表されていないため、5歳6歳からの聞き取りです。

親が、傾向を見るための使用にしましょう。

申込者30人超、抽選、当日の体調不良でのキャンセルがあり、24名(+自宅受験者)の参加となりました。

そうなると…倍率を考えると、この中から2名程度の合格です。厳しいですよね。

(実際は、訓練された会員さん、他塾に通う一般生、模擬試験をしっかり受講する家庭学習しっかりで意識高い一般生ですから、ぶっつけ本番のお子さんが含まれる当日の割合よりかは、かなり多くなります。この中で6名くらいの倍率かな、と予想します。)

すると、プリントで8割超えが、2名。

8割以上ですから、つまり、問題数を当日テストに換算すれば、2ミスかな、というところでしょうか。

そう考えると、問題は決して難しすぎたことはなく、良い線いっていたな…と。

(が、1問だけ、正答率が低すぎた問題があり、反省しています。が、これは必要なので、今後の講習で訓練します!)

大泉は、1日目に足切りされず、2日目に行くことが大切。

合計点ではないと「私は」予想しています。在校生を家庭学習日にし、受験生の出席管理をしながら2日間やるんです。1日でやれたらその方がスムーズなのに、2日に分ける意味。子供の負担?2日目なんて10分程度。なら、1日目でやってしまえば楽なのに、2日に分ける、それは1日目の結果をもとに、2日目に「見たい子」だけ、見る、のだと思います。

「見たい子」にまずは、なること。

1次試験2次試験と考えるとよいです。

もちろん、両方受からなくてはいけない。

プリントで稼いでも、面接が出来ないと合格は無理です。

今回の模試で言えば、まず、プリントで平均点を超えることが最低ライン。

出来たら、6割は超えて欲しい。

超えていたら、ノンペーパーで上位3割に入ること。

プリントが平均以下なら、プリントを解きまくる。

1ヶ月程度、プリントをさせまくっても、子供は簡単には壊れません。

可哀想なのは、準備せず、ダメもとの軽い気持ちで受験させること。

洋服、持ち物、振る舞いだけ、何となく、お受験で取り繕うこと。親は、人生甘いもんではないと、経験から理解できますが、子供は、ガッカリした親を見てショックを受けます。

しっかり学習すれば、1ヶ月程度なら、子供は、親が自分に向き合ってくれることが嬉しくて頑張れます。やってない子ほど、吸収し、親も楽しく行え、大丈夫です。スランプや壁にぶつかる前に本番になります。

本気で取り組む1ヶ月にすれば、得られるものがたくさんあります。

実は、「本気で挑んでくる抽選後スタート組」は、我が子の学習を積み上げてきた親にとって凄く怖いんです。

長くやっていれば、スランプ、出来ていたはずが出来ない…などあります。

そこに、凄いやる気とガッツで来るのですから…。

もちろん、準備組の合格率は高い。でも、そこに食い込んでくる子が毎年いるのも事実。

話がそれました。

行動観察、態度が壊滅的な方。

叱っても無理です。

毎年、行動観察✖️だらけのお子様はたくさんいます。だって、楽しいゲームがまさか採点されているなんて経験していないし、楽しいんですから。

それを、1つ1つ、毎回毎回、お子様と向き合って話していく。1つ1つ✖️を減らしていく親子共同作業。

✖️が0になって入試を迎える子、0にはならなくてもかなり減った子。

たくさん、合格しています。自覚さえすれば出来ます。1ヶ月でどれだけ自覚させるか、ですね。

うちの教室でもよいし、他でも良いから、数多く経験させるしかありません。

その時、唯一のアドバイスは、親の見学がないところ、です。

親が見ていたらきちんとやる子も多いんです。

大泉の劇やゲームから始まる試験は楽しいんです。

「親が見張ってればきちんとできる」では到底無理です。親が見ていなくても、ケジメをつけられる、自制できなくてはいけません。幼児には大変なことです。

これも、実を言うと満点でなくても受かります。

だって、満点な行動ができる幼児が100人近くもいるわけありません。

過去のアンケートからも、よくわかります。

態度のところで、「キョロキョロしないで自分で考える」の項目が✖️となっていたら、点数で安心しないでください。

講習の場合、キョロキョロしていたら、注意もするし、印もつけて点数は与えません。

が、模試なので、1問ずつ、これは自分で考えた、これは人のを見た、と全員に印はつけられません。

スタッフ5名で、プリント時の姿勢や視線を見て、チェックをいれ、後から集計しています。態度の評価を記入させていただいていますが、カンニングの部分を減点はしていません。

(態度の評価での減点になります。)

また、テスト後にお話した通り、幼児のカンニングは悪意はありません。

いきなり、こんな場所に連れてこられ、どうして良いかわからないパターン、

ときなれてなくて、不安なパターン、自宅学習をしていてプリントには慣れていても、テストと言う雰囲気に慣れていなくて不安でキョロキョロするパターン、

これとは別なのが、

終わってから、出来ているのに、キョロキョロ見て確認作業をするパターン。

「見たらダメ!」では、なおりません。

まずは、親が、お子様がどのパターンか知る、理解する、不安なら大丈夫だよ!ではなく、自信がつくレベルまでやるしかないんです。

ここまで厳しく細かく採点する模試は少ないかもしれません。

模試は、今年度初ですが、講習では毎年、「他の教室では、○です。」とか、「他では褒められます。」「普段、ふざける子ではありません。」

などクレームが出ます。

厳しい評価に、親としてショックを受けるのは当たり前です。

が、全部○で帰ってきて、学びがあるでしょうか。✖️だらけなら、やることがハッキリして、ラッキーです。

課題を見つけるための模試で、あと1ヶ月、何をすべきか考えるための模試です。テスト後にもお話しましたが、返却前に再度ご理解いただきたくお願いします。

講習を受講予定の一般生、遠慮なく、テスト片手にアドバイスを求めてください。テストは人数が多く、全体で質問を受けたり、何名かは残られ質問されましたが、お話出来なかった方もいると思います。

遠慮なく、相談をしてください。

模擬テストを片手に、受講相談してください。アドバイスします。

と、最後は、宣伝になりましたが、成績が上位なら、CやDの受講、そうでなければ、Bをオススメします。すでにお申し込みね方、変更も承りますのでご連絡ください。